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	<title> : Fucked Up</title>

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					<h2>ファックト・アップ・インタヴュー：パート２</h2>
		
				
			
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					<img src="http://www.audiobunny.jp/2008/08/29/fu3.jpg" width="2048" height="1536" alt="live at The Clockwork,London/26Aug" />
					<h5>live at The Clockwork,London/26Aug</h5>
				</div>
					
				
		
		<p class="first">
（パート１から続く）
</p>

<p>
<strong>あなた達は音楽性を同じくするハードコア・パンク・バンドとも数多く対バンしてますが、一方で色んなタイプのフェスに参加したり、多彩なバンドとプレイしていますよね。音楽のジャンルの壁をあまり気にしていないように感じるんですが。</strong><br />うん、でも別に難しいことじゃあないよ。僕達はどんなステージに立っても気持ちよくプレイできるし・・・それに関してはヴォーカルと話した時に意見が一致したね。「俺達どんなバンドの後でもプレイできるし、そこで一切不自然さを感じたりしないよな」って。それってもう、ファックト・アップのコンテクストは普遍的で、どこに出しても通じるものだっていう確信があるか・・・あるいは逆に、このバンドには一切コンテクストってものがなくて、だからこそどこにでも出て行ける、そのどっちかじゃないか？と（苦笑）。<br /><strong>（笑）普遍的なロックだと思いますよ。</strong><br />うん・・・まあ、これまでにファックト・アップをライヴ・シーンに売り込んできた人達、そしてそれを受け止めてくれた人達は、このバンドはどこにでもフィットするバンドだって認識を持ってるみたいで。だからこの間もノイズ・ミュージックのフェスに出演したし・・・アースと日本のＫｉｋｕｒｉってバンド、メルツバウの人がやってるバンドなんだけど、そのふたつに挟まれる形になって。<br /><strong>それは想像するだけでも重いっすね。</strong><br />でしょ？ほんと・・・あのバンドはとんでもなかったよ～。彼らを見かけたんだけど、あの長い銀髪の姿で黙ったまま座っててさ・・・「オゲンキデスカ？」って声をかけようかと思ったんだけど、すごい目で睨まれて、ビビった（苦笑）。めちゃめちゃシリアスな人だよね・・・本当は日本のハードコア・バンドはお好きですか？クレイやブレイン・デス、チキンバウエルズはご存知ですか？って訊いてみたかったんだけどな。ともかく彼らに挟まってプレイすることになって、会場もその手の音楽のファンでみっちりだったわけだけど、オーディエンスは僕達の音をがっちり受け止めてくれた。小さなクラブでコアなファンを前にやるのももちろん魅力的だけど、一方で僕達のことをまったく知らない新しい人達の前でプレイして、熱狂してもらうのも全然ＯＫっていう。今の僕達はすごくオープンだし、僕達の人生を面白くしてくれるものに対してなら何にだって腕を広げていくよっていう。<br /><strong>でも、さすがにヒップホップの対バンとかはやらないでしょ？</strong><br />あー、そこで言わせてもらうと、この間南仏プロヴァンスでアトランタ出身のヒップホップ・バンドのサポートをやったよ。名前は忘れちゃったけど・・・メンバーのひとりはグッディー・モブの人で。<br /><strong>ＳＯＢＭのジュネイロ・ジャレルの新ユニット（Ｗｉｌｌｉｅ　Ｉｓｚ）じゃないかな？</strong><br />そうそう！で、彼らのすぐ後出演したんだけど・・・２０００人くらいの客が彼らの意のままっていうか、それこそ公園に集まった鳩の群れの中にポップコーン投げ込んだような、すさまじい盛り上がりで。だからこっちはアンプにスイッチ入れるまで「うへぇ・・・参ったな」って調子だったんだけど、プレイし始めた瞬間人々がまた集まってきて、すんごく受けが良かったし盛り上がってね。だから、うん、オープンに音楽に接してくれる人はまだまだいるってこと。僕達はこれまですごくラッキーだったんだろうね。どこでもそういう聴き手に恵まれてきたし、しかもブーイングを受けずにここまでやれたってのは奇跡的っていうか・・・。<br /><strong>だけどファックト・アップの音楽は基本的にメロディックですよ。</strong><br />ああ、それはそうだと思う。そういう面は保ってるし・・・僕がドラムをプレイする時は、たとえどんなにエネルギッシュにプレイしていても、常にスピリットの面で３人のドラマーを念頭に置いて叩いてるんだ。彼らのバンドが音楽的にやっていたのと同じようなフロウを自分達の音楽にも持たせたい、いわば理想みたいなバンドがいるんだけど・・・ひとりはモーターヘッドのフィルシー・アニマル、ダムドのラット・スキャビーズ、それからＦＥＡＲのスピッツ・スティックス。僕にとって彼らはメロディ、そしてロックのパワー、あのピュアなインパクトのふたつを兼ね備えた、すごい普遍性を維持していたバンドなんだ。最高だし、うん、だからそれが僕にとっての理想かな。<br /><strong>メロディの良さはもちろん、楽曲そのものがアンセミックでシンガロングもできる、そこがユニークだと思います。</strong><br />うん・・・ピンク・アイズはああいう声の持ち主だし、彼は僕達の持ち出すマニアックなアイデアをなんだって自分のものにしてしまうんだ。おかげで僕達はどんな方向にだって行けるし、彼にしてみても自分自身の歌い方で歌っているのにインパクトとメロディのセンスを失うことがないし、そうやって上手く形になってきたっていう。だから僕達はすごくラッキーなんだろうし・・・あるいは単に僕達がとんでもなくブリリアントなバンドだってだけのことかもしれないけど？！（笑）<br /><strong>ファックト・アップはその域に向かってますよ！</strong><br />そうかな？（苦笑）ありがとう。<br /><strong>だから、ハスカー・ドゥーみたいな進み方をしているバンドじゃないかな、と。初期からこうして音楽的に進化・変遷してきて、じゃあファックト・アップはいずれ自分達の「Zen Arcade」を作るのか？っていう。</strong><br />なるほどね・・・それに関しては、実際「Hidden World」を出した時、マーブルズとジョークを交わしたんだよね。「これが俺達の『Zen Arcade』になるのか？」なんてさ・・・<br /><strong>・・・「でも、まだそこには達してなかったなー」みたいな？</strong><br />そうそう！（笑）「惜しいっ、もうちょっとだった」っていう。でも、今度マタドールから出るアルバムを待っててよ！「Hidden World」は「Zen Arcade」ではないし・・・いや、あのアルバムだっていい出来だとは思ってる。僕もハッピーだしね。それでも・・・うーん、僕自身はやっぱり正直に認めなくちゃいけないだろうな。あれは、ちょっと不完全なところもあるアルバムだったんだ。５年前に書いた曲もあるし、１０分の曲があるかと思えば２分台のピストルズみたいな曲もある。そこにシングルＢ面曲だの１２インチ・シングルのＢ面曲とか、色んなものが一緒くたになってるわけ。もちろんそれはそれでありだったけど、新作はもっと・・・本物の「レコード」っていうか。ソングライティングからレコーディングまで同じ時期に一気にやっていったし、僕達にしてみれば新しいアルバムの方がもっとこう、大胆で力強いステートメント作になっているという。大胆というか、全員が力を合わせたまとまりのある作品になってるってことかな？新作を聴いてくれた人達の感想も、おおむねそういうものなんだ。「お前ら、やっと本当のレコードを作ったな」みたいな。<br /><strong>今回もレコードは見開きジャケットですか？</strong><br />うん！（笑）。「Hidden World」と同じ人が今回もアート・ワークを担当してくれるんだ。<br /><strong>あれは挑戦的なアート・ワークでしたよね。ほとんどもう・・・サイケのレコードみたいで。</strong><br />だよね？すごくクールだし・・・あのイラストを描いたのはジェイボーって奴で、西マサチューセッツのピッツフィールドって町の出身なんだ。あそこはほんと、最低も最低の場所。前回あそこでプレイした時はポルノ・ショップでライヴをやったくらいなんだ。ほんと、「クリスタル・メスに侵された町」って感じだったなあ。あ、クリスタル・メスには絶対手を出さないようにね、日本の皆さん！<br /><strong>（笑）はいはい。</strong><br />で・・・ジェイボーはキツネだの鎖がかかった、肉屋の道具なんかも置いてあるすごーく妙な家に住んでて。変った奴なんだ、ほんと。そこにドノヴァン、キャプテン・ビーフハート、それとブルー・チアーに一時期いたランディ・ホールデンの「PopulationⅡ」、ラモーンズの1枚目、ＳＳＴ作品、Ｘ‐レイ・スペックスなんかのレコードと一緒にファックト・アップのシングルが５枚あって（笑）。でもすごくいい奴でね、２週間程度で「Hidden World」のアート・ワークを仕上げないと発売できないって状態だったところを救ってくれたんだ。マイクがアイデアをメールしたら、それに応じてスケッチをいくつか描いてきてくれて、それがアート・ワークになっていったんだよ。<br /><strong>あのジャケットを見て、「６０～７０年代のバンドのアルバム？」なんて誤解する人は間違いなくいるでしょうね。</strong><br />でも、僕は特に６０年代や７０年代へのダイレクトなオマージュだとは思っていなくて･･･もちろんああいう見た目の作品だし、過去のレコードとの共通項は何かしらあるだろうけど、それよりむしろあのドローイングの中に含まれた様々なものがポイントなんだ。ＬＰの中にこめられたアイデアだったり歌詞の中に流れている思考、バンドが成長させてきたイデオロジーとか色んなものがあそこに含まれているし、実際ちょっとしたメッセージも書き込まれてる。ひとつひとつの図像が曲の歌詞を象徴してもいるんだ。だから・・・まあ、そういう凝ったことをやるとほとんど自動的にサイケデリックな意味合いが付け加わっちゃうんだろうけど、僕達としてはサイケデリックよりインテレクチュアル（知的）と受け取ってほしいね。それに、これってファックト・アップっていうバンドが発表していくものと、バンド名とを切り離すものでもあるんだよ。たとえば、よく取材で「ファックト・アップって名前なわけだけど・・・その通り、君達は本当にＦＵＣＫＥＤ　ＵＰ（めちゃくちゃ／ふらふら）な連中なの？ハハハハッ！」なんて質問されるんだ。でもそんなわけないし、だからあれは言葉からバンドを切り離すものでもあって・・・少なくとも僕はそう思ってる。そもそもこの名前、世界一妙で正常に機能してないバンドって意味でつけられたものなんだよね。今もそうだと言えるけど・・・。<br /><strong>演奏はばっちりですよ。</strong><br />もちろんもちろん！（苦笑）音楽的に不全って意味じゃなく、社会の中で変わり者なバンドって意味だよ！だから・・・アート・ワークと歌詞、そしてそのコンテンツは、ＦＵＣＫＥＤ　ＵＰという名前そのものよりずっと重要っていう。そうやって徐々に、中身が名前より先に来るようになればいいな、と。<br /><strong>そういえば知り合いに「最近なんか良いギグに行った？」って聞かれて「ファックト・アップがすごかったよ」って答えたら、「・・・バンド名がとんでもない！」って仰天されました。</strong><br />（苦笑）。<br /><strong>「いや、名前はとんでもないけどそれ以上に深いバンドだよ」って答えたんですが、バンド名はもちろん、ピンク・アイズにしてもすごく派手で巨体のフロント・マンだし、彼の写真だけ見たら「この人／バンドには近寄らない方が良さそう」って感じずにいられないですよね。</strong><br />うんうん！<br /><strong>でも実際は彼ってとてもナイスで気さくな人だし、ほとんどもう、かわいいとすら言えるキャラで（笑）。</strong><br />（笑）そうなんだよねー、すごくナイスな奴だよ！でも、そこなんだ。彼はステージでプレイする時は自分はエンターテイナーに徹するってアイデアを厳守していてね。それこそ黒か白かってくらいはっきりしてるんだけど、彼に言わせると「人々はライヴを観に会場に足を運ぶために１日のうち３時間を犠牲にしてくれてる。それだけじゃなく、わざわざお金まで払って観に来てくれてる。だったら、俺は自分にできる限りのクレイジーなショウを彼らに提供するべきだろう」ってことで。<br /><strong>素晴らしいコメントです。</strong><br />うん、この発言は彼の手柄にしておいてね！（笑）まあ・・・「自分の天職だ！」なんて言いつつ、実際あいつがやってるのってドラム・スティックをケツの割れ目におっ立ってて、額を切ってはダラダラ血を流してるようなもんなんだけどさ（苦笑）。「どうなったっていい、頭を打ったって構わない！」みたいな。<br /><strong>あははは！しかしあなた達のやろうとしていることには知的なエッジがあるわけで、そこで彼みたいなキャラがユーモアを持ちきたらすのは最高だと思います。</strong><br />そうそう！<br /><strong>そうやって、バンドが陥りがちな自己満足のバブルからガス抜きしてるっていう。</strong><br />まったくそう。というのも――もしガス抜きしなかったら、僕達とんでもなくもったいぶった、天上知らずに天狗なバンドになっちまう。だからしっかり地に足をつけてないといけないし・・・僕はこれまで何回も言ってきたけど、結局のところは自分も地の塩なんだって風に考えないとね。そうしないと世界一鼻持ちならないアホ野郎になっちゃうし、自分自身を笑い者にできる余裕がないとね。「エピックでサイケデリックな、知性派のパンク・ロック・バンド」とかなんとか・・・冗談でしょ？！そんな謳い文句、自分達で真剣に信じ込んじゃいられないよ！っていう（笑）。<br /><strong>（笑）曲を書く時は全員一緒に書くんですか？歌詞は主にピンク・アイズが書くの？</strong><br />いや・・・曲の大半はマーブルズが書いているんだけど、僕が書くこともあれば、僕と彼がコラボしたり、グループ全体で一緒に仕上げていくこともある。歌詞に関しては、マーブルズとピンク・アイズの専門分野。マーブルズが書く方が多いと思うよ。ピンク・アイズが書く歌詞は、ちょっと笑える自己嫌悪の感じられるものだけど（笑）、もっと理路整然としていて字余り気味、日常から切り離された、パーソナルな面のやや薄い歌詞はマーブルズってことになるかな。<br /><strong>ちなみに、あなた達はメッセージ・バンドと言えますか？</strong><br />んー、どうかな？歌ってることに中身はあるし、そこにあらかじめちゃんと考えが含まれてるって意味ではメッセージのあるバンドってことになるだろうけど、それを人々に届けていこう、外に向かって出していこうとしているバンドだとは僕はあんまり思わない。いや、メッセージはあるし、ちゃんと存在するんだよ。で、それを聴き手が受け取ってくれるか、あるいはそのメッセージを気に入ってくれるか／気に入ってくれないかは、僕達にとっても大事。でも、だからって「今晩は皆さん！さーて、今夜はあなた達が知らないようなことを教えてあげましょう・・・」みたいな調子の、いわゆるマニフェストを掲げるつもりはないっていう。まあ、そういうバンドになりかかった時期も以前はあったけど、今の時点での僕達は・・・そこらへんに関してはちょっと曖昧だね。<br /><strong>それは、最初に話していた「オーディエンスと対決するような音楽」をやってた頃ですか？音楽の持つパワーと歌詞の力を結びつけようとしていた？</strong><br />ああ、でも聴き手との対決というのは・・・頭を壁に打ちつけたり額を切って流血するとか、そういうのも含めてお客に向かっていくってことなんだよね。たとえばピンク・アイズは、ライヴをやり始めた最初の頃からああいうことをやってて。マジに額がやばくて・・・頭でビール壜を割ろうとしたせいで、やっかいな包膿ができちゃったくらいなんだ。でもビール壜は割れなくて、跳ね返っただけ。逆にタンコブみたいになって、そこから傷が膨れていったんだよ。最終的には手術して除去してもらうしかなかったっていう（苦笑）・・・それも聴き手に挑戦するような要素のひとつだし、また今の僕達は、ラッキーなことにハードコア・バンドにしては風変わりな、この長い拡張型の曲をプレイするって道を選ぶこともできて・・・それ自体、聴き手と対峙するような行為なわけだよね？だから、うん、自分達がマニフェスト型のバンドだとは思わないな、僕は。<br /><strong>ピンク・アイズはステージに立った瞬間人が変るってタイプ？</strong><br />んー、どうだろう？いつもあんな調子だけどね。まあ、歌うことになった瞬間、なんかスイッチが入っちゃうのは確かだけど。もっとワイルドになるしね。<br /><strong>彼は以前他のバンドでプレイしていたんですか。</strong><br />うん、僕達みんな、ファックト・アップ以前に色んなバンドでプレイしていたよ（※ギターのマーブルズはＲｕｉｎａｔｉｏｎにかつて在籍）。どれもシリアスなものじゃなかったけどね。彼もちょっとしたサイド・プロジェクトっぽいバンドでプレイした。<br /><strong>その頃からシンガーだったんですか？</strong><br />デモどまりのバンドだったけど、うん、歌ってたよ。楽器をプレイしたことはないんじゃないかな？<br /><strong>なるほど。いや、すごく天然なフロント・マンだと感じるし、一体どうやってあのカリスマを伸ばし、会得したのかな？と。</strong><br />だよね。でも、あれは本当に彼の人柄そのものの中に組み込まれているものなんだ。ああいうカリスマ性が、彼にとっては気持ちいい状態なんだね。それに彼はみんなをリラックスさせるのも上手だし・・・あれって何なんだろう？僕にも分からない・・・彼がああやってしょっちゅうトークしてるのって、もしかしたら彼の中にある不安の裏返しなのかもしれないな。でも彼は本当に素晴らしい話し手だし、色んなこともすんごくよく知ってる。だから（ステージで）喋るのも苦はないんだろうし、そもそも彼ってああいう巨体だから、何もしなくたっておのずと注目が集まっちゃうんだよ。で、彼はその注目を自分のモノにしてみせたっていう。以前の彼は、ステージで裸になるのをいやがってたんだ。というか、怖がってたんじゃないかな？<br /><strong>へえー？</strong><br />彼が初めてステージで裸になったのは、ニューヨーク州アルバニーでライヴをやった時のことで・・・文字通り、着ていたシャツを観客に引き裂かれたんだ。<br /><strong>（爆笑）。</strong><br />ほんとボロボロにされちゃってさぁ・・・イタリア製のかっこいいシャツだったんだけどね。で、彼は･･･僕は最初のうち、「あいつ、あまりにおっかなくてピーピー泣き叫んでるんだろうな」と思ってたんだけど、実際は大笑いしてて。それがこっちの耳にはシャウトに聞こえるくらいだったんだ、「アー！ア・ア・ア・アァッァ！」みたいな（笑）。で、その次にテキサスでライヴをやることになった時、彼はオーディエンスに一瞥くれて、次の瞬間ペロ！って具合に自らシャツを脱いでたっていう。<br /><strong>あはははは！吹っ切れたんだ。</strong><br />それからというもの、彼はライヴの間はほぼ裸。９５％裸で歌ってるっていう。マジに全裸ってこともあったんだよ。オーディエンスが･･･（思わず吹き出す）彼の穿いてたショーツを無理やり開けちゃって、更には・・・ショーツ越しに彼のナニに噛み付く奴までいてね（苦笑）。<br /><strong>・・・。</strong><br />マジにイカれた連中だったな・・・あれは絶対クリーヴランドでのギグだったと思う。オハイオ州クリーヴランド、あそこはクレイジーな連中が多いから。<br /><strong>クリーヴランド！それはそうでしょう。</strong><br />うんうん。ここでいちいち説明するつもりはないけど――クリーヴランドが世界一ロックンロールな街だってのは、これまでもよく言われてきたことだしね。ピンク・アイズが信じている説に、「抜群にクレイジーなロックンロール・シンガーはクリーヴランド出身」ってのがあるんだ。彼の考える史上最高にクレイジーなシンガー達ってのは・・・えーと、スティヴ・ベイターズ（デッド・ボーイズ）に・・・・そうだな、上から順にいくと、イギー（・ポップ）、ミック・ジャガー、スティヴ、ダービー（・クラッシュ／ジャームス）、それからＨ－１００ｓっていう、クリーヴランドのバンドで歌ってたクリス・エルバになるんだけど、そう考えてもクリーヴランドってめちゃホットだし・・・素晴らしい音楽が生まれてきた場所だからね！８０年代中期～９０年代頭にかけてとんでもなくすごいハードコア・バンドがいくつか存在したんだ。９０年代はハードコアが少し盛り下がったけど、それでもクリーヴランドにはいいバンドがいたし・・・あ、もちろん日本もね！だから、クリーヴランドの連中が日本のハードコア・レコードを聴き漁ってたってのは偶然じゃないんだよ。そうやって影響を受けながらグレイトなバンドが出てきたってわけ・・・ごめん、話が逸れた！（笑）。<br /><strong>大丈夫です。それにピンク・アイズは若いハードコア・キッズにとっての兄貴みたいなところもありますよね。</strong><br />（笑）。<br /><strong>ヴァイナルへのこだわりなど、ハードコアの伝統や思想を若い子に上の世代が伝えていくって側面は常にあると思うし、そこに対してファックト・アップは意識的なのかもしれません。</strong><br />なるほど。ガイド役みたいな側面は少しはあるのかもね。だけど・・・まあ、僕達のライヴの後、ロンドンの人達がこぞってピンク・アイズみたく額からダラダラ血を流して半裸のパンツ一丁、ビーサン姿でうろうろ歩くようになったら、そしたら何かが伝わったってことなんだろうけどね！<br /><strong>（笑）。でも、オーディエンスにしても心底から笑顔を浮かべて好き勝手にシャウトして暴れているし、ファックト・アップのギグの４５分間彼らは暗黙のうちに同胞との連帯に参加しているような印象すら受けます。</strong><br />そうそう！だから、それがパンクの美しさと言えるし・・・目に見えないところに流れている、知られざるものとして保たれてるパンクってことだよね。っていうのも、今パンクってすごく流行っていて、色んなものを飲み込んで巨大なものになってしまった。２００８年におけるパンクって、冗談みたいに広義な、一般的なタームになってしまったわけ。そんな中で「見えない潮流」としてのアンダーグラウンドなパンクがまだ存在するのはとても重要だと思うし・・・何かを真剣に捜し求めている人々が見つけていく音楽なわけだからね。今だと・・・２００８年における「パンク」ってものを考えると、パンクＣＤを買おうとしたら、それがマイ・ケミカル・ロマンスだったりするわけじゃない？いや、それはそれで別に全然いいんだよ。ただ、そういうメインストリームなものだけじゃなく、うっかりしてると気づかないくらい微妙なバイブレーションも存在するってのは大切なんだ。うん、だからオーディエンスはライヴではあの場の一部だし、僕達にしても常に誰もが歓迎されるように感じてほしい。そこで（オーディエンスとの）壁を破るのが、ピンク・アイズの存在なんだ。シンガーがあんな風体で、しかもほいほいシャツ脱いで、どうなっても構わない、やったれ～！って感じでステージからダイヴして、汗まみれで床を滑って転げ回って、キッズを肩車して・・・それって最高の気分になるもんでしょ。<br /><strong>はい（と激しく同意）！で、バンドのシンボル（ピンク・アイズの左腕にも刺青されている）、あれにはどんな意味が？</strong><br />ああ、印形（＝ｓｉｇｉｌ）のこと？あれは単純にエフ。ＦＵＣＫＥＤ　ＵＰの「Ｆ」を意味するロゴなんだ。ロゴのアイデアは・・・なんというか、ファックト・アップという概念を人々の頭の中に吹き込む、焼き付けるための道具っていうかな。やっぱりロゴはすごく偶像的なもの、それこそもう、アイコンとして一人歩きするようなものであってほしいわけ。見れば即「あっ！」って意味が伝わるっていう。いい例がブラック・フラッグの４本柱だろうけど、あの４本の線そのものに意味はないわけだよね。でも、誰もがあれはブラック・フラッグだって承知してる。バタリオン・オブ・セインツ（Battalion of Saints）のロゴとかもそう。シーク教の象徴か何かみたいで、それ自体は何の意味もないけど、すごくアイコニックだし、分かる人には即分かるっていう。だから僕達も、バンドの始まった頃あのロゴを色んな場所にまきちらそうとしたんだ。スプレー缶であのロゴを隣近所に書いたり・・・ノー・ウォーニングってバンドにいた友達が、売れ線のミュージック・ビデオの中であのロゴが書かれたＴシャツを着てくれたりね。<br /><strong>サブリミナル・メッセージみたいですね。</strong><br />そうそう。だからロゴはいわば、バンドとは別のところで、いろんな場所で常に働き続けてるもの、というかな。でも、あれは文字のＦをかたどったものだよ。<br /><strong>分かりました。今日はありがとうございました！</strong><br />こちらこそ。（日本語で）アリガトウゴザイマシタ！・・・あ、日本の友達にメッセージを伝えたいんだけど、いいかな？<br /><strong>もちろんもちろん、どうぞ。</strong><br />じゃあ遠慮なく。ハロー！ソーイチ・ヒサタケ、イシヤ・タダシ・・・他に誰がいたっけな・・・・・・ナオに、あ、それとヤスヒロだ！元気？（笑）
</p>

<p>
<a href="http://lookingforgold.blogspot.com/">ファックト・アップの公式ブログ</a><br /><a href="http://www.hmv.co.jp/search/artist/000000000352549/">ファックト・アップを脱兎チェック！</a>
</p>

<p class="last">

</p>


	
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	<link>http://www.audiobunny.jp/interviews/40946</link>

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	<pubDate>Thu, 28 Aug 2008 17:18:00 GMT</pubDate>

	<author>nospam@audiobunny.jp (Mariko Sakamoto)</author>
	<itunes:author> Mariko Sakamoto </itunes:author>


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