今年7月世界各地で開催されたライヴ・アースの模様が、「Live Earth:The Concerts For a Climate Crisis」と題されたCDおよびDVD(DCDは2枚組)作品として11月20日にリリースされる。マドンナ、フー・ファイターズ、リンキン・パーク、ビースティー・ボーイズらが出演したこのビッグ・イベント、収録予定曲のトラック・リスティングはこちらで確認ください。
「Live Earth:The Concerts For a Climate Crisis」を脱兎ゲット!
先日開催され世界各国を結んでの中継番組がOAされたライヴ・アースだが、英BBCがメタリカ・ファンからの抗議に対して謝罪したとか。これはロンドン編:メタリカの演奏中にシドニー編:クラウデッド・ハウスの中継が「割り込み」したことがファンの逆鱗に触れ、「メタルを差別するな」など400近い抗議電話が殺到したからだとか。怒らせると怖いんですよ、メタラーは。
24時間のグローバル・イベントだったライヴ・アース。一番豪華だったウェンブリー・スタジアム公演を行なった割りにイギリスの翌日曜の新聞報道は冷ややかなものでしたが、統計によれば英国での視聴者集は310万人で、前週同会場で開催されたダイアナ妃追悼コンサートを見た人間の半分以下。まあ、このイベントはネットを通じて見た人の方が多かったんじゃないかと思うので、一口にテレビの視聴率だけで判断はできませんけど、地球の温度をクール・ダウンする前に、大衆の関心がクールだった模様。また、放映を担当した英BBCには、「カモン、マザー○ッカーズ!」と生放送中に叫んだマドンナへのクレーム、またバンドの演奏中にクラウデッド・ハウスの中継に切り替えられたメタリカ・ファンからの抗議が舞い込んだそうな。
7大陸9ヶ所で開催されたグローバルな音楽イベント、ライヴ・アースが無事終了。マラソン・コンサートはテレビやインターネットなど各種メディア・プラットフォームで報じられていたけど、簡単にまとめると・・・
シドニー:クラウデッド・ハウス11年ぶりのライヴが大きな話題。ジェッツ、ウルフマザー他若手も健闘したようです/上海:サラ・ブライトマンを除き、自国アクトがメインだった模様/東京・京都:リンキン・パークがやはり世界的には目玉。1時間近い濃いセットだったそうで、他アクト各自2~4曲しかプレイしなかったのとは対照的ですね/ハンブルグ:雨模様でスタジアム客は辛そうでしたが、シャキーラやスヌープ、クリス・コーネル他が盛り立ててました/ヨハネスブルグ:UB40、ジョス・ストーン、バーバ・マールなどクロスオーバーなラインナップが好意的に迎えられた/リオデジャネイロ:全会場中最大の集客が、このコパカバーナ・ビーチで行なわれた無料イベント。報道では60万人とも40万人とも言われているが(相当なドンブリ勘定ですな)、映像で見た限りは人・人・人の波。危ぶまれていた警備・安全面でのトラブルもなく、ファレル、ジョルジュ・ベン、レニー・クラヴィッツらがビーチを揺らした/ニュージャージーと並びもっとも派手なラインナップを敷いたロンドンは、若手(ブロック・パーティ、レイザーライト、カサビアン、キーン、スノウ・パトロール他)からベテラン(RHCP、デュラン・デュラン、メタリカ、フー・ファイターズ)、カルト・ヒーロー(スパイナル・タップ)まで多彩。締めたのはマドンナで、ゴーゴル・ボーデロとの共演も噂どおり実現。ライヴ・アースのために書き下ろした新曲「Hey You」もきっちり披露してました。レイザーライトはその後スコットランドのTイン・ザ・パークにも登場してましたが、やはりジェット機で飛んだのでしょうか・・・?/ファイナルのニュージャージーは、KTタンストール、ジョン・メイヤー、メリッサ・エスリッジ、ケリー・クラークソン、カニエ・ウェスト、デイヴ・マシューズ、スマッシング・パンプキンズなど「善玉」勢ぞろい。ロジャー・ウォーターズでは豚が飛び、でもみんな見たかったのはやっぱりザ・ポリス!というところ。
翌日の新聞他メディアの報道の多くは地味&懐疑的で、ポップ・ミュージックを使って環境問題をアピールすることの矛盾や難しさ(ライヴ8もそうでしたが)を報じるスタンスが目に付いた。一方でMSNが提供したライヴ・アース専用インターネット・ストリーミング・サイトは閲覧者数の新記録をたたき出したというし、自覚を促し、危機意識を煽ることができたか、まずは2009年まで待つことになりそう。
昨日から噂になっていた、ライヴ・アース:ロンドン編でのマドンナ×ゴゴル・ボーデロ共演という異色のカップリングはやはり実現する模様。メンバーのうち2名が、マドンナのパフォーマンスに参加する予定。
開催中止?と危ぶまれていたライヴ・アースのリオデジャネイロ編は、結局予定通り開催されることになりそうです。イベント中の安全保持に必要な警察力が確保できないとの理由から差し止め令が下っていたが、主催者側が警察側からゴー・サインを奪取、安全基準も満たしたとして法廷判事の下した判断を覆すことに成功。ブラジルおよびイベントのイメージ・ダウンにも繋がりかねない話だっただけに、ライヴ・アース側もひとまず安心といったところ?
7月7日にロンドン、東京、ヨハネスブルグ、上海、シドニー、ハンブルグ、ニュージャージーで開催予定、南極からもバンドが出演することで話題のライヴ・アースだが、トルコ・イスタンブール編のキャンセルに続き、ここに来てブラジル:リオデジャネイロ編にも開催中止の暗雲が立ち込め始めている。コパカバーナ・ビーチで行なわれるフリー・イベントにはレニー・クラヴィッツ、メイシー・グレイ、ジョルジュ・ベン、ファレルらの出演が予定されているが、パンアメリカン競技大会(4年に一度開催されるアメリカ州国によるスポーツ・イベント)開催を間近に控えたリオデジャネイロには現在警備・治安維持に務める警察力が圧倒的に不足しており、70万人近い集客が見込まれるライヴ・アースの安全確保が難しいため、イベントを差し止めるようにとの法的判断が下ったのだそう。地元のイベント主催者は「南米代表」がグローバル・イベントの顔ぶれから漏れるのを防ぐべく奔走しているそうだが、無事開催に漕ぎ着けられるのでしょうか。しかし、ネット報道の一部には「ブラジルの裁判所令は簡単に覆ることがあるので、この決定も1日経ったら変わるかも?」との見方も出ており、そのノリの軽さはさすがラテンですな~。
マドンナ、ビースティー・ボーイズ、RHCPらが出演するロンドン版ライヴ・アース、開催間近になってボブ・ゲルドフ、ミューズ、ザ・フーらがイベントそのものに様々な疑問を呈している。そんな中、出演者の一組であるキーンが、「アメリカではこのイベントのおかげでたくさんの人々が地球温暖化について語り合うようになっているし、実際効果はある」と擁護発言。いつも優等生ですな、キーン。といいつつ、ロンドンはここのところ予想のつかない変わりやすい天気が続いているので、イベントそのものが難儀なものにならないことを祈ります・・・
7月7日に開催されるライヴ・アースのヨハネスブルグ編が、会場を変更することになった。地元アフリカのミュージシャンと共にジョス・ストーンやUB40らが出演するこのイベント、芳しくないチケットの売り上げを打開すべく、市内から離れた場所に決定していた会場を、都市部にあるコカ・コーラ・ドームに移動するらしい。トルコ編がスポンサー不足でキャンセルになったり(これは、地元の環境保護団体からの突き上げに企業が恐れをなしたかららしい)、開催まで10日間なのに大丈夫なんでしょうか・・・。
7月7日、地球温暖化といった世界的な気候変動への意識を高めようという意図のもと世界7カ国で開催されるはずだったライヴ・アースだが、トルコ:イスタンブールのショウがキャンセルされる模様。コンサートの地元スポンサーが充分に集まらなかった・・・というのが理由だそうで、グローバル化が叫ばれる時代とはいえ、各国間の認識度はやはり差があるものみたいですな。
音楽映画の歴史に残る傑作「This is Spinal Tap」(84年)のスパイナル・タップが、7月7日世界7ヶ所で開催されるLive Earth(地球温暖化に対するアクションと啓発を目指すチャリティ・イベント)のロンドン版で、久々に再結成する。オリジナル・メンバーが全員揃うそうで、監督ロブ・ライナーも再結成声明文がわりの短編を製作したというから、タップ・マニアは大喜びですな。
音楽映画というともっと真面目で歴史的価値のあるもの(「ラスト・ワルツ」「ドント・ルック・バック」など)が尊ばれる傾向の強い日本では、いまひとつ知名度が低いスパイナル・タップ。しかし、「架空のバンドの架空のドキュメンタリー」というラトルズ的アイデアを推し進め、ブリティッシュ・ハード・ロックを徹底的に茶化してみせた手腕は何度観ても笑えるし、「ウェインズ・ワールド」や「スクール・オブ・ロック」が好きな人なら、観て損はないと思う。「Office」「Extras」で近年世界的に人気のコメディアン/俳優リッキー・ジャーヴェイスも「クリストファー・ゲストとスパイナル・タップから影響された」と認めていたけど、これを機に若い音楽ファンが「This is~」を観てくれたらいいんだけどね。
ちなみに、リアム・ギャラガーはスパイナル・タップが実在のバンドだと長らく信じていたそうです・・・おいおい!
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